試合データ
https://www.football-lab.jp/kuma/report?year=2026&month=06&date=06
ハイライト
https://www.youtube.com/watch?v=HDo-9f43XBE
事前情報
スタメン
藤井を半代に変更。試合前の段階では2トップで352(3142)に戻すのかなと思いました。
べジョンミンに8番をやらせてみよう
並びがおそらく352(3511)でべジョンミントップ下みたいな形で、いつも藤井がやっているようなボールを引き出すところのタスクを与えたんだと思います。2トップ的に出ていく動きもやってもらって、トップが半代だけになると孤立気味になってしまう問題を一定解決したい狙いもあるのかなと思ったりしました。ただ、この試合はかなりボールを握れる展開になったので、もっと8番的なタスクの質が重要になってしまって、結果として"8番べジョンミン"やらせるくらいなら藤井の方がいいじゃん、となった気がします。
片さんがちょっと欲張りすぎな組み方した気もします。かといって4231ないし442にするようなチャレンジもこの段階でやるかと言われると、それもそれでバランスが崩れそうですし、この並びの中で若い選手たちが取り組んでくれているので、比較的器用なべジョンミンのところでどうにかならないかな、とチャレンジした感じだと思います。
ここまでで藤井と鹿取がどっちも素晴らしいので、3トップの人選はかなり迷いどころ。この試合の相模原のようにかなりボール持たせてくれる相手なら、開始から藤井+鹿取でもよかったですが結果論です。スカウティングの段階ではこんなにボール持てる想定はしてなかったのかもしれません。
じっくり持てるようになったがゴールは遠かった
前述のようにかなりボール持てる展開でした。データ見てもポゼッション6割越えで、このシーズンの中でも最大級にボール握って攻めた試合です。実際に前半のうちからゴールに迫れるシーンはたくさん作れましたが、最後のパスが合わなかったり、ポケットまで入れても利き足でシュートが打てなかったり、あと一歩合わない感じは今シーズン特に後半でよく見た感じの光景です。
琉球戦のようなハイプレスに対してはつなぎでかなり困ったんですが、それ以外の試合ではそこそこ持てる場面があって、その上でじっくり持てるようにはなってます。スカッドの性質的にも保持を強みとして勝てるチームにする必要はあると思うので、一定良い傾向だと思います。
今のサッカーが保持、非保持、トランジション、全局面満遍なくやれないと勝ちにくい傾向にあります。相手の保持が弱みならプレッシングかけて敵陣で試合できますし、非保持が弱みなら自分たちで握って入っていけば良い。最先端の戦術が当たり前になってみんななんとなくできてしまう環境なので、保持で何もできないと割れてしまうとただ握らされる状況にされて辛いです。
今シーズンをさっと振り返る
このアウェイ相模原戦で20試合あった特別シーズンが終了しました。片野坂監督初年度の熊本は、若い選手中心のスカッドでJ2-J3の中で18位フィニッシュ。20試合で9勝2分9敗、得点21、失点23、リーグ戦WEST-Bで10チーム中5位。選手の人件費やスカッドの充実度、またJ3降格初年度という現在地からは少しだけ高く出た数字には見えます。
内容として、連敗中でも凄まじく悪い内容の試合はなかったと見てます。保持の局面は、じっくり握ってるところから選手の特徴を活かした攻撃に繋げる試みが形になりつつあり、あとは決めるだけのところまで、ゴールに迫ることが一定できています。非保持の局面はハイプレスで敵陣で試合をすることを基本的な狙いとして、全員で追い込んでゴールに迫ることに取り組みました。特にホームとアウェイの大分戦は人を捕まえにいく守備で敵陣で試合が作れた、熊本にとってとても良い内容の試合でした。
惜しいところとして、来年J3で当たる相手との14試合は90分で7勝1分6敗とギリギリですが勝ち越してますが、来季の目標である勝ち点50を考えると少し物足りない内容ではあります。
取り組みが形になっていて、その度に課題が出ている感覚もある熊本。少なくとも何も手を打たずにそのまま沈んでいく姿は今のところ想像がしづらいです。若手中心のスカッドで、彼らの成長も楽しみです。また来季もじっくり見てみようと思います。
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