試合データ

https://www.football-lab.jp/kuma/report?year=2026&month=04&date=25

ハイライト

https://www.youtube.com/watch?v=uIRyMeehO5g

事前情報

スタメン

鳥取は前回対戦3421のところを352(3142)に変更。
熊本は根岸上村のボランチコンビ継続で、右CBは小林から薬師田、右IHは那須から飯星。前節、解説の片山さんが大本の縦突破が減った要因に飯星or渡邉の不在を挙げてたので、この出し手と受け手としてこの二人が機能するか楽しみ。

蓋をされたビルドアップ

鳥取のプレッシングの形が、2トップで熊本のボランチのポジションの選手を抑えるところから中央-ハーフスペースにいる選手を抑えにいく、SBの位置にいる選手、熊本なら岩下か、降りていく飯星、下がってくる大本or青木などはIHが出て行って中央へのコースを消す、という4バック化する熊本の基準の1️位置に2トップ+2IHを素直に当てはめていく形。これはかなりうまくハマったと言っていいと思います。さらに痛かったところとして、鳥取のIHが出て行ったスペースは空くんですが、プレッシングに出ていく4枚にうまく隠されて、熊本は中央を使って前進できなかった。

鳥取がこの形で出てくるのであれば、熊本は前がかりになった鳥取の裏をロングボールで取ってひっくり返したりしたいわけですが、後述のべジョンミン孤立問題も含めて攻撃の形を作れず、保持から自分たちの狙いを出すことはできませんでした。

べジョンミン孤立問題と再現性

べジョンミン、この試合はセットプレーから素晴らしいゴールがありました。三笘薫みたいなゴールでした。声出ました。

前半のべジョンミン、というよりはカタノサッカーの3421でワントップの選手に起こりがちな現象として、重心が後ろに下がりすぎて孤立する、というのがあります。前線の選手にロングボールを当てることが多いカタノサッカーにおいて、陣地回復の手段として、前線のセカンドボールの回収率はとても重要です。ただ、カタノサッカーの特徴として、3421が守備時541になって重心が下がる上に、ビルドアップでボランチを1枚から2枚にしたり、2トップ1トップにしたりと、何かと選手を下げがちな部分があります。こうなると高い確率で起こるのが、ワントップ孤立問題。2025年の大分でもワントップの有馬幸太郎が孤立する問題が度々見られました。

バタバタした後半。変更の意図は

熊本の後半の修正は飯星を半代に変えて形を3412にすること。後半開始の時点で藤井をトップ下、半代べジョンミンで2トップ。前述のべジョンミン孤立問題への修正パッチだとは思うんですが、守備のところでバランスが崩れてしまいました。プレッシングをべジョンミン+半代でサイドを限定したところから、4-1から2-1-2となった前線の選手が片方のサイドに押し込んで球際を作るイメージだったと思うんですが、急な変更もあり守備のイメージが全員で共有できていなかったのか、それともプラン自体に無茶があったのか、片方のサイドで狭くすることはできた一方で、反対サイドにボールを展開されてしまう場面が続きました。2-1-2で動くと反対サイドには広大なスペースがあるので、むき出しのWBのところから数的優位を作られて一瞬でチャンスになってしまいます。後半立ち上がりはこの修正のところから、特に守備のところでバタバタしてしまいました。

この問題は、そのあとの交代で那須を入れて532に戻すことで落ち着かせましたが、前節は狙いを持ってやれていたところが、この試合ではかなり自分たちからバタバタしてしまったように見えました。

那須を入れてすぐに直したんですが、ここは片さんも試合後のインタビューで気まずそうにしていたので、やっちまったなと思ってたかもしれません。

滅多に見れないスーパーゴール二つで勝利

内容は見たところあんまり良くなかったですが、それでも無失点に抑えて、かつカウンターからチャンスも作りながら2点を取って勝ちました。ここまでの熊本は4連敗+2連敗と、内容が悪くない瞬間があっても結果に現れなかったり、勝てないもどかしさがあったと思います。内容は積み上げたものを存分に発揮して勝ったようなスカッとする内容ではないですが、勝ちは勝ちです。サッカーは勝つためにやっているわけなので、勝てるならなんでも良いです。また、鳥取のホームスタジアムがサッカースタジアムで、ゴール裏のサポーターが喜んでいるところが見えたのはよかった。ここからメンタル的にも上向きになって、これまでの熊本が持っていたようなアグレッシブさが戻ってくると良いなと思います。

まとめ

鳥取に振り回された感のある熊本は、うまくいかない時間を過ごしながらも無失点に抑えて勝ち星を掴みました。次節も期待!

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